天野工務店では、阪神大震災の教訓を生かし
木造本堂の耐震補強工事を推奨施工しております。
木造本堂の特徴として構造上、屋根の重さを支える強度(垂直強度)は十分考慮されていますが風圧力や地震力への強度(水平強度)は梁や筋かい等の構造材のみで対応されており 、被災した1,800近くの神社仏閣の内全壊半壊の被害を受けた建物の大多数が構造材の雨水漏れや湿気による腐蝕白蟻の食害、また材料の経年変化による接合部の強度不足が原因と思われます。
地震の規模や揺れ方により違いはありますが構造材の点検、補強のみでも被害は減少すると考えられます。
耐震補強工事の要点 耐震補強工事 * 筋かい、火打ち材等の点検、交換、追加
* 壁面部へ構造用合板の取付
* 小屋裏、床下構造材の点検、補強
* 構造材接合部の点検、補強
* 構造材接合部へ耐震金物取付(箱金物、平金物、通しボルト等)
軽量化工事 * 屋根及び小屋材の軽量化

 

       
施工前小屋組 床下の改修    
本堂耐震補強工事施工写真
丸太組みの小屋梁は、直下型の揺れにおいて 外れる危険性がある為、全てに通しボルト 金物、補強材の取付を行います。 また、隅角部の壁は、地震力が集中するため 筋かい+構造合板(両面貼り)で補強します

   
外部養生   内部養生   通しボルト、補強金物の取付
   
小屋筋かいの追加   筋かい+構造合板の設置   火打ち材の取付
   
小壁へ筋かいの設置   内陣小壁の補強   構造合板(両面貼り)の設置
   
耐震壁下地完了   漆喰中塗り(左官工事)   耐震壁完了
 
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